何故に「ガラパゴス」?

昨今、スマホ以外ほとんど店頭に出回ってないのだろうか。


すぐに電話が掛けられ、一週間近く充電を忘れても問題のない機種を探していたりするが、なかなか無かったりする。
そして店頭に飾ってあることごとくがいわゆるスマホに置き換えられており、今までの折りたたみ式がなかなか無い。


最近知ったが、今までのケータイは、ガラケーとか言われてしまっている。
略さずに言うと「ガラパゴス・ケータイ」。


ガラパゴスと聞いて思い浮かべるのは、南米にあるエクアドル領のガラパゴス諸島
Wikipediaによると、ゾウガメの島、ということらしいが、この島、一度も大陸の近くにあったことがなく、今もなお最寄りの南米大陸から900kmも離れたところに位置している。
そしてその大きな距離のおかげで、その島には独自の生態系が作られ、今も(入植させられたヤギも居るそうだが)それは維持されている。


つまり、日本をそんなガラパゴス諸島になぞらえ、”世界から切り離された日本独自サービスを提供しない限り世界と共通して使えない”という印象づけのもと、意図してこの言い方をしたのではないか…そんな穿った見方さえしてしまう。


生態系に関するガラパゴス化は別に自然の行いだから気にはしないが、昨今のAndloidやiPhone以外を全てガラパゴスケータイと扱う動きは、全く持って理解が出来ない*1
そりゃあ出来ることは増えるんだろうが、「ただ電話するだけなのに、それに10秒もかかる」としたら、その10秒の間に「スマホになる前のケータイでは電話を掛けるコトが出来る」のだ。
もうスマホは電話としての機能を、存在意義の中心どころか片隅に「一応ありますヨー」程度に追いやっているとしか思えない。


他の機能に押されて通話機能の利用まで簡単でなくなったようであれば、僕はそれをスマホというべきではない、と思っている。
だが、代替名が思いつかない。いっそスマートPDAとでも名付けた方がいいのだろうか?

一部機種で電話を掛ける操作のレクチャーを受けたが、今までの電話の方が操作性がいい。
また、これは僕の性分に関するので強く言うつもりはないが、PC式のハードウェアキーボードが無いせいで入力がスムーズに行えないことも体験済み。
W-Zero3シリーズの、ハードウェアキーボードを採用した最新式のWindowsPhone搭載機種、出ないモノだろうか…こいつなら、まだそこまで入力速度は落ちないんだが。



と思ってスマホWikipedia見てたら、それなりにある模様だが…実物とスペック見てみないことには;

*1:ad[es]の先祖、W-Zero3を侮るな。あの系列は日本で最初に人気を博したスマホなのだ